Slackは、アメリカのSlack Technology社が提供しているSaaS型のビジネスチャットツールです。もともとは、Glitchというゲームの映像配信サービスを開発したチームが社内コミュニケーション用に開発したツールでしたが、日本では現在50万人以上のユーザーが利用していると言われています。また、このチャットツールにはブラウザから利用できるWebアプリと、PCやスマートフォンなどから利用できるネイティブアプリの2種類が提供されていますが、どちらも基本的な使い方は変わりません。
Slackの始め方は非常に簡単で、ガイドに沿って作業を行うだけで使い始めることが可能です。具体的には、まずメールアドレスを登録し、届いたメール内に記載されているコードを入力します。そして、アカウント情報の登録とパスワード設定を済ませ、チーム情報とチーム名、チームのドメイン名を登録します。次に、メンバーとなる人の名前とメールアドレスを入力して「招待する」をクリックし、チームを編成していきます。最後に、「Explore Slack」をクリックすれば登録は完了です。
また、このビジネスチャットツールでは、サイドバーから会話にアクセスできるようになっています。サイドバーには、参加中のチャンネル、ダイレクトメッセージのリスト、特定の会話の通知、新規メッセージ作成用のオプションなどが表示されています。チャンネルとは、トピックごとに分けられた部屋のような空間で、業務に必要なメンバーや情報を1か所にまとめて、業務を整理することが可能です。また、画面中央はタイムラインとなっており、古いメッセージから順に上から下へと並べられています。そして、画面下の入力欄に発言したい内容を入力して送信することで、メッセージを送ることが可能です。
ダイレクトメッセージは、特定のメンバーと個別にチャットしたい場合に使用します。他のメンバーには内容が知られることなく、すぐに取り消しや編集もできるので、気兼ねなく投稿することが可能です。加えて、画面上部のナビゲーションバーを使用すれば、履歴の閲覧や直近の会話の表示、情報検索、ヘルプなどを利用できます。
以上がSlackの基本的な使い方となりますが、このツールにはチャット機能だけでなく、ビデオコール機能や通知機能、ファイル機能といった多彩な機能が搭載されています。これらの機能を使いこなすことで業務の効率化につながりますが、詳しい使い方は公式サイトのヘルプセンターのページを参照してください。