Explzh for Windows
設定情報はレジストリ(HKEY_CURRENT_USER\Software\Pon\Explzh)に書き込まれます。
多機能で操作性も良い圧縮・解凍・分割ソフトです。統合アーカイバ仕様の外部 DLL を利用します。試用期間中(60日間)は起動時の面倒なダイアログボックスや機能的な制限は一切なく思う存分試用出来ます。
このソフトの大きなウリはファイル操作。アーカイブ(書庫)内の格納ファイル/フォルダをエクスプローラ風のツリー表示及びリスト表示で閲覧し、解凍する前でも普通のファイル/フォルダを扱っているかのような操作性を可能にしています(実際は Temp フォルダを使って一時的に解凍しているわけですが)。他のアーカイバでも「書庫内閲覧」機能を謳っているものはありますが、Explzh for Windowsのようにコンテキストメニュー(右クリックメニュー)がエクスプローラと完全互換であるものは少なく、個人的にとてもポイントの高い部分です。また Lhasa 風にダブルクリックで一発解凍したり、シェルエクステンションを有効にすれば右クリックメニューから各種操作を行えます。その他、各アーカイバ DLL の最新ヴァージョンを簡単に確認出来て、もしより新しい DLL がある場合はファイルのダウンロードからインストールまでをワンタッチで行ってくれるなど、さすがにシェアウェアの中で定番と言われるだけあって至れり尽せりの機能を備えています。
現在のオンラインソフトウェアはほぼ全てが圧縮された状態で配布されています。その圧縮形式は、以前はLZH 形式と ZIP 形式がほとんどでしたが、最近は CAB 形式や RAR 形式などのより圧縮率の高い形式が使われるケースも増えてきて、他の形式も合わせるとそれなりに種類も多くなりました。そのような状況では単独のアーカイバで全てに対応しようとしても無理かもしれません。しかし敢えて1つのソフトを選ぶならば Explzh for Windowsが持つバランスは魅力的でしょう。
Lhasa
設定情報はレジストリ(HKEY_CURRENT_USER\Software\Takechin\Lhasa)に書き込まれます。
0.1 台という一見α版かとも思えるヴァージョンながら、解凍ならコレという超定番ソフト。解凍ルーチンを内蔵していて Lhasa 単体で動作するため、
- 他に DLL を用意する必要がない
- 解凍スピードが速い!
という特徴を持ち、これから環境構築をというときにまずは入れておきたいソフトです。設定・操作も簡単。ボタン1つで拡張子“.lzh”か“.zip”に関連付けして、あとは解凍したいファイルをデスクトップのショートカット上にドラッグ&ドロップするか、ダブルクリックすればデスクトップ(←好きな場所を指定できる)にフォルダ付きで解凍されます。シンプルで使えるソフトとして、誰にでもお薦めです。
ここからは蛇足ですが、以前 Becky! BBS で解凍ができないという質問があり、「Lhasa を使ったらどうですか?」とホームページアドレスを示したのですが、どうも解凍出来ないらしいのです。う~ん、難しいのかなと思っていたら、何とその人は間違って Susie (同じ作者さんによる画像ヴューア)をダウンロードしていました!まぁ確かに、ちょっと間違いやすいかも・・・(∧∧)。
Easy圧縮
設定情報はレジストリ(HKEY_CURRENT_USER\Software\YSoft\EasyComp)に書き込まれます。
上の Lhasa が解凍専用なら、この Easy圧縮は圧縮専用。ボタン1つでデスクトップか「送る」(SendTo フォルダ)にショートカットを作成して設定は完了。あとは圧縮したいファイル・フォルダをデスクトップのショートカット上にドラッグ&ドロップするか、右クリックから「送る」→「Easy圧縮」とするかでアッと言う間に圧縮ファイルがデスクトップ(←好きな場所を指定できる)に出来上がります。Version1.0 の頃から圧縮専用というシンプルさとその平易な使い勝手が魅力的でしたが、Version1.1 では圧縮ルーチンを内蔵したり自己解凍書庫を作成出来るようになったりと大幅にパワーアップ!さらに Version1.2 ではシェル拡張も可能になりますます便利になりました。初級者から上級者まで皆さんにお薦めです!
日本で一般的な LZH 版の他、ZIP 版と CAB 版が同梱されたデラックス版もあります。同じことを ZIP や CAB でやりたい方はどうぞ。それにしても、作者さんも Readme.txt でおっしゃっていることですが、CAB ってすごく圧縮率が高いんですねぇ。びっくりしました。さすが M$ 謹製だけある?
CL Windows
設定情報は INI ファイルに保存され、レジストリは使用されません。
UNLHA32.DLL を始めとした主要な DLL ファイルがインストールされているか、インストールされている場合は最新ヴァージョンになっているかをチェックしてくれます。その他に Visual Basic や Visual C++ のランタイム等についても同様にチェックしてくれます。仮にファイルがインストールされていなくても、それぞれのダウンロードページへ飛べるボタンが付いていますのですぐにゲット出来ます。
最新ヴァージョンのチェックにはまず CL Windows 自体をヴァージョンアップさせなければなりませんが(^^;)、数多く DLL ファイルをインストールしている(又はこれからする)人にとっては1つ1つ確認する労を軽減してくれる便利なソフトです。